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ひらの整骨院
2023年
若竹の 伸びゆくごとく 子ども等よ
真直ぐにのばせ 身をたましひを
若山牧水
一目には、若竹の歌に緑、青や白の配色で初夏の掛け軸となっていますが、この作品は『ひらの整骨院』さんを表現した作品です。
ひらの整骨院の平野大亮さんは、お父さんがフランスで柔道を指導されていた関係でフランスに生まれ、ご自身も柔道をされてきました。身長187.7cm。得意技は大外刈りと払腰。長身であることと、とても真っ直ぐなお人柄を、若山牧水の歌に重ねました。
青と白の紙の色と配置は、白の柔道着の選手が、青の柔道着の選手を投げる瞬間をイメージしています。また、フランス国旗と同じように、印の赤を含めて、左から青白赤となるようにしました。
所々で使用した黒色は黒帯を、緑色はひらの整骨院さんで使用されている施術台の色を表しています。
このように、私の掛け軸は『JIKU』シリーズと題し、私の近しい人やお店などを表現した作品群となっています。かな書道において、掛け軸作品はまだまだ表現の可能性を秘めています。「洋」が多くなっている現代ですが、抵抗なく掛け軸を鑑賞していただける一助となれば嬉しく思います。
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