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万葉の花
2020年制作
改組新第7回日展 入選作品
秋の野に 咲きたる花を 指(および)折り かき数(かぞ)ふれば 七種(ななくさ)の花
萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 姫部志(をみなへし) また藤袴(ふじばかま) 朝貌(あさがお)の花
このように、漢字と平仮名で書かれている作品は「調和体作品」と呼ばれています。現代で使われいる文字であっても、かな特有の流れるような書き方を用いながら書けないものかと試みました。
内容としては、万葉集より、山上憶良が「秋の七草」について詠んだ2首を書いています。2首合わせて、色んな形の「花」という漢字がちょうど7回登場します。探して、指折り数えて愉しんでいただけたらと思います。
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